瀬戸内の世界遺産を訪ねて（瀬戸内散歩道1日目）：つれづれ子：SSブログ

瀬戸内の世界遺産を訪ねて（瀬戸内散歩道1日目）　[国内旅行] [編集]

今年の4月以降、改装の為に5年間はその姿が見られなくなってしまう世界遺産「姫路城」。
まだ見ぬ「姫路城」を含めた瀬戸内の世界遺産を訪ねて1泊2日の旅に出ました。

世界遺産3カ所やその他観光地の見学、交通費（飛行機含む）、宿泊代と朝食代、
全て含んで2万4千円とかなりの激安ツアーなので少々心配な部分もありますが、
早朝6時20分に羽田空港に集合していざ出発です！！

ー7時になる前に羽田を飛び立ち、広島空港へ向かいますー

ー今回のツアーはJALを利用。何だか久しぶりのJALですー

ー腹ごしらえは小さいサイズのかにめしとサンドイッチ。食べやすいサイズですー

広島は残念ながら雨。
その情報を聞いただけで倒れそうなつるこですが、
蚊の鳴くような声の添乗員と、返事をしないと拗ねてしまうガイドに引き連れられ、
まずは山口県、岩国の「錦帯橋」へ向かいます。

「錦帯橋」は岩国市の錦川に架けられた木造のアーチ型の橋で、日本三名橋の一つです。
頻繁に台風の被害にあっては流失し、何度も架け直されているのですが、
現在の姿は2004年に終了した橋体部分の架け替え工事のものだそうです。
（その後、2005年に一部流失してしまい、さらに復旧工事が行われています）

小雨の中、5連のアーチを渡り向こう岸へ。
木製なので比較的すべりやすく、しかも急に階段になったりするので、慎重に渡ります。
見上げると山の頂上には霧に佇む「岩国城」が見え、何とも絵になる光景でした。

ー近付くとかなり巨大な建築物という事が分かります。これが流されるなんて信じられませんー

ー山の頂上には岩国城が。ロープウェイを利用すると岩国城にも行けるそうですー

橋を渡ると、岩国藩主吉川家の居館跡に造られた公園「吉香公園」に出て来ます。
歴史感漂う長屋が続く通りや、公園中央にある噴水群、
珍しいシロヘビの観測所など、意外と沢山の見所がありました。

ー岩国藩五家老のひとつ、香川家の長屋などが並んでいますー

ー門の奥には可愛い猫ちゃんが。品が良さそうに見えますねー

ー公園には幾つか噴水がありました。濡れると死ぬので遠くから撮影ー

ー幸運を呼ぶ家の守り神として大切にされてきたシロヘビ。遺伝で白いそうですー

ー公園内には100種類のラインナップを誇るソフトクリーム屋さんがありましたー

ー再び橋を渡って集合場所へ。桜はまだ蕾でしたが、シーズンになると人で溢れ返るそうですー

ー小雨の靄の中、錦川は穏やかで幻想的な雰囲気を醸し出していましたー

バスは広島へ引き返し、最初の世界遺産「厳島神社」のある宮島へ。
「島」というだけあって、島へは船で移動します。

ー瀬戸内には数多くの島があるので、船での移動も一般的なのでしょうかー

ー人間以外にも、車や自転車も乗り込めるようになっていますー

ー広島名物「牡蠣」の養殖風景も見る事が出来ましたー

ー船に揺られて数分。遥か彼方に大鳥居が姿を現しました！ー

日本三景の一つ厳島（宮島）にある「厳島神社」ですが、
海に浮かんだように見えるその立地や建築様式の素晴らしさはもちろん、
日本人の宗教観や精神文化を象徴する建築物として認められ、
1996年、ユネスコによって世界文化遺産に登録されました。

船を降りると早速「厳島神社」ワールドの始まりですが、
まずは旅行会社と提携している「だいこん屋」さんへ向かい、
出来立てホヤホヤの紅葉まんじゅうを頂きます。

ー出来立てのアツアツ紅葉まんじゅうはマジで美味しかったです！ー

そしてそのまま「だいこん屋」さんの案内で神社内へ。
拡声器による案内を受けながらの見学となったのですが、
あまりの人の多さにまともに説明を聞けないので、
適当に写真を撮りながら見学します。
潮が引いている状態だったので、地面が見えまくりでしたが、
その朱色の境内は何とも言えない神聖な雰囲気でした。

ーだいこん屋さんから歩いてすぐに大鳥居が見えました。今ならかなり近付けそうですねー

ー干潮のため本来の美しさは味わえませんが、それでも絵になる本殿ですー

ー左右対称に造られた本殿のほぼ中心にある本社。全国に約500ある厳島神社の総本社ですー

ー干潮でないと見る事が出来ない「鏡の池」。見る事が出来てラッキー！？ー

ー幅4m、長さ275mの回廊の向こうに五重塔が見えましたー

ー海上での響きまで計算されて設計された能舞台は重要文化財に指定されていますー

ー西の丘に見える多宝塔を始め、様々な建築物が厳島神社を取り囲んでいますー

ー大願寺には伊藤博文によって植えられた根元が9本に分かれた松がありました。凄い！ー

ー町家通りを横目に眺めながらだいこん屋さんへ戻りますー

一通り見学し、1時間半程のフリータイム。
「花菱」にて名物料理のあなご釜飯を頂き、お土産屋さんが並ぶ通りを大散策。
紅葉まんじゅうはもちろんですが、杓子などの有名土産もゲットしました！

ーこちらも名物牡蠣料理。焼き牡蠣から出たお汁の美味しいのなんのってー

ーあなごの釜飯は味付けは控えめで、あなご本来の美味しさを堪能出来る仕上がりでしたー

集合前にもう一度大鳥居を目に焼き付けます。
先程よりも潮が引いているのか、多くの人が鳥居に近付いていました。
望遠で見ると、鳥居の巨大さが分かりますね。

ー人間はもちろん、鹿ちゃんも大鳥居に近付いています。鳥居の高さは16mですー

ーこうやってみると、如何に巨大かが分かりますね。根元は地中に埋めず、地面に置かれた状態ですー

再び船に乗り込み、どんどん小さくなる大鳥居に別れを告げて広島市内へ。
バスで走る事1時間、二つ目の世界遺産「原爆ドーム」が当時のままの姿で待っていました。

数少ない「負の遺産」として1996年に世界遺産に登録された「原爆ドーム」ですが、
1915年に建設、「広島県物産陳列館（後に産業奨励館）」が正式名称で、
当時としては珍しいヨーロッパ風の建築という事で、広島名所の一つだったそうです。
1945年8月6日午前8時15分にほぼ真上に投下された原子爆弾の被害を受けますが、
衝撃波を真上から受けた事や、窓が多かった事などから中央のドーム部分のみ全壊を逃れ、
その姿から後に「原爆ドーム」と呼ばれるようになりました。
一時は取り壊す方向で話が進められていたようですが、
原爆の恐ろしさを後世に残す意味からも補修工事が進められ、永久保存することが決まりました。

ー20万人の尊い命を奪い去った原爆の恐ろしさを後世に伝える為に永久保存が決定しましたー

ー建物内部はかなりの補強がされており、倒壊と風化を防いでいますー

ー中学の時に訪れて以来2度目の訪問ですが、前よりも大きく心に響くものがありましたー

原爆ドームを背にし、平和記念公園を歩きます。
多くの折り鶴や献花された花などと見ると、平和への思いが強くなるのを感じました。
戦争が起こる事の無い世の中にしたいものです。

ー広島の歴史と自然を感じる「広島リバークルーズ」が目の前を横切って行きましたー

ー「動員学徒慰霊碑」にも沢山の折り鶴が供えられていますー

ー「原爆の子の像」の頂上には折り鶴を持って祈りを捧げる少女の姿がありましたー

ー折り鶴で作られた「平和」という文字が心に突き刺さりますー

ーニュースなどで見た事のある慰霊碑の前でも手を合わせて来ました。正面に原爆ドームが見えますー

ー平和記念資料館には当時の生々しい記憶が残っていましたー

ー風太君もびっくりな歩くイヌちゃんを発見。平和ですねー

ー噴水の向こうに太陽が沈みます。明日も平和な世界でありますようにー

早朝から始まった観光もこれで終了。
ホテルのチェックインを済ませ明日に備えます。

ー今日の宿は「リーガロイヤルホテル広島」。立派なビルですー

ー部屋も綺麗で、激安ツアーの宿とは思えませんー

ー残念ながら部屋からの眺めはイマイチ。広島城が見たかった・・・ー

でも、じっと出来ないので市内散策スタート。
ガイド本で気になった雑貨を訪ねて路面電車で移動します。
路面電車の乗り方で少々てまどったものの、無事に目的地へ。
目的の店は移転の為見つける事が出来ませんでしたが、
近くのセレクトショップで奇跡的に欲しい雑貨を発見し、
ホクホク状態で夕食タイムを迎えました！

ー路面電車に乗り込んで、いざショッピング！！ー

ー目的の店はありませんでしたが、可愛い雑貨屋を発見しお気に入り商品をゲットですー

夕食はもちろん「広島風お好み焼き」。
いろいろと調べた結果「八昌」で頂く事になりました。
が、かなりの行列で、結局40分待ち。
そしてさらに店内で焼き上がるのに20分待ち。
もうクタクタ状態・・・だったのですが、
さすがに有名店だけあって一口食べただけで元気が出る旨さでした！
牡蠣のバター焼きも肉玉そば入りも、うっとりするくらい美味しかったです！
広島風お好み焼き万歳！！